攻殻機動隊シリーズの概要
「攻殻機動隊」(こうかくきどうたい)は、日本のSF漫画家・士郎正宗による漫画作品および、その派生作品の総称です。主人公である公安9課のキャラクターたちが活躍する近未来の世界を描いています。
物語は、2030年代の日本を舞台に、脳とコンピューターが融合したサイバーテクノロジーが進化した世界で起こる事件を描いています。主人公である草薙素子や、草薙素子が所属する公安9課のメンバーたちが、ハッキングやサイバー犯罪などの事件に立ち向かいながら、様々な陰謀や政治的な思惑と戦っていきます。
作品は、サイバーパンク的な雰囲気や哲学的なテーマ、人工知能やサイボーグなどのテクノロジーについての深い洞察などが特徴的です。漫画作品としては1989年から1990年にかけて連載され、その後アニメ化や映画化など多くのメディアミックス展開がされています。
漫画、テレビアニメ、劇場版、コミックなど複数の展開がなされていますが、ここでは外せない、抑えておきたい中核となる作品を紹介しています。
原作漫画、コミックの読む順
漫画にはいくつかありますが、原作者『士郎 正宗』による作品は以下の3冊となります。
- 攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL(1995)
- 攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER(2003)
- 攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE(2001)
物語の時系列順となっていますが、発売順では、「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」、「攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE」、「攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER」となります。
アニメ(テレビアニメ)の見る順
TVアニメにはいくつかシリーズがありますが、押さえておきたいのは、抑えておきたいのは、神山健治監督のTVシリーズです。
- 「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(TV)(全26話)(2002年)
- 「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」(TV)(全26話)(2004年)
- 「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」(OVA)(2006年) ・「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」(劇場版)(2011年)
SOLID STATE SOCIETYは、TVアニメではありませんが、前作の続編にあたるためここでご紹介しています。
劇場版の見る順
押井監督の劇場版は、以下のとおりです。
- GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995年)
- イノセンス(2004年)
- GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0(2008年)
『2.0』は新作カットの追加や、音響がサラウンド化されるなどのバージョンアップ版となります。3D化されている箇所もあり、オリジナル版の良さとファンの間でも評価が変わるところです。
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